さて、みなさん。
永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)の中谷耕三です。
今回は、
ホームインスペクションの検査内容のひとつ
【 床下調査 】で大切な要素
【 含水率 】
についてのお話です。
ホームインスペクションを行うなかで、
特に注意をして検査を行うところに、
【 床下 】
があります。
床下になかなか入って見ることはないと思います。
ですが、
床下は住宅を支える大切なところです。
床下のコンディションの見極め
床下の調査でまず確認するのが
木造住宅の大敵
【 水分 】
がどれだけ存在するのか。
です。
その時に活躍するのがコチラ、
【 水分率計 】
です。
本体上部の2本のツノで木材を差して、
木材の水分率が分かるスグレモノです。
同時に床下の気温も測れるので、
床下のコンディションが分かります。
床下の換気が十分にされていれば、
木材も適度な乾燥をしていますが、
換気口がふさがれていたりすると、
(↑中古住宅によくあります)
あまり好ましくありません。
水分が多すぎるといけない訳
木材に水分が多すぎると、
・シロアリ
・木材腐朽菌
が繁殖しやすくなります。
これらの繁殖を抑えるための
含水率の目安は、
20%未満で正常範囲
20~25%を超えると、
木材の腐朽が起こりやすくなります。
家の大切なところだからこそ、プロの目の検査を!!
近年の住宅では床下がコンクリートの
「ベタ基礎」でできていますが、
築30年ほどの家では床下が土のままの、
「布基礎」でできているのがほとんどです。
たとえコンクリートでできていても、
・水分を含みやすい土地の土質
・風通しが悪いなど建物周辺の環境
・換気口をふさぐなどの床下の換気不良
等によって、床下の木部腐朽のリスクは大きくなる傾向があります。
家の大切な部分だからこそ、
住宅検査のプロ「ホームインスペクター」
による
ホームインスペクションのご検討をおすすめいたします。
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