さて、みなさん。
永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)の中谷耕三です。
今回は、
ホームインスペクションの検査内容のひとつ
【 鉄筋探査 】のお話です。
基礎に鉄筋が入っている理由
住宅を支える
基礎は鉄筋コンクリートでできています。
鉄筋コンクリートとは、
鉄筋を網目に編んだ周りに
コンクリートが包む状態になっています。
ヒトの体でいうと、
鉄筋=骨
コンクリート=筋肉
といったところでしょうか。
コンクリートは
硬くて頑丈なイメージですが、
問題もあります。
コンクリートは
押されるチカラには強いですが、
引っ張られたり曲がるチカラには弱く、
ヒビが入って割れてしまいます。
鉄筋は
押されると弱いのですが、
引っ張られたり曲げたりする
チカラには強いのです。
コンクリートは押しに強い。
鉄筋は引っ張りと曲げに強い
お互いの
長所を引き出し弱点を克服
しようと考えました。
これが
【 鉄筋コンクリート 】
なのです。
鉄筋は本数が命!
鉄筋は入れる本数と間隔がとても大切です。
基礎に
より多くのチカラがかかるところは、
間隔を狭めて本数を多く入れます。
しかし、
コンクリートに包まれたあとは、
外からは完全に見えなくなります。
そこで
大切な鉄筋の位置と間隔を、
コンクリートの上からでもわかるのが、
【 鉄筋探査機 】
なのです。
実際の探査
それでは実際の探査の写真でご説明しましょう。
鉄筋探査機をコンクリートに沿わせて滑らせます。
ブザーの音を頼りに位置を絞り込みます。
赤い付箋の位置が鉄筋だとわかりました。
基礎の底の部分(底盤といいます)の探査も行います。
築年数と基礎の鉄筋の関係
コンクリートは劣化によって
強度は落ちないとされています。
しかしながら、
築年数が長い家の基礎は、
鉄筋が少ない可能性があります。
これは、
年々基礎の設計も強化が図られ、
鉄筋の本数が多くなっているからです。
その当時の基準を守って作った基礎でも、
現在の基準からみると、
鉄筋は少なくなってしまいます。
年代によっては鉄筋が入っていない
こともあります。
基礎があまりにも強度不足となると、
基礎を補強することになります。
その補強の目安のひとつが、
【 鉄筋探査 】
なのです。
当社の鉄筋探査は、
オプション検査になっていますので、
詳しくはご相談ください。
家の大切なところだからこそ、プロの目の検査を!!
基礎は家を支える要です。
家の大切な部分だからこそ、
住宅に精通した一級建築士の私が、
あなたの大切な住まいを丁寧に検査致します。
住宅検査のプロ「ホームインスペクター」
によるホームインスペクション
のご検討をおすすめいたします。
わかりやすく丁寧な説明を心掛け、
あなたの心地よい暮らしのサポートをさせていただきます。
是非ご相談をこちらまでお寄せください。
親身になってお答えいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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